歯

骨との結合について

インプラントとは、天然歯にとても近い構造で、骨に直接インプラント体を埋入する治療法ですが、なぜインプラントが歯科治療において優れた治療とされるようになったのでしょうか?

まずデンタルインプラントが主流になる前から海外の研究により骨とチタンが結合しやすいということが発見されていました。
そしてデンタルインプラントが始まる前から人工関節や、体のインプラントの多くはチタン性の物が多く使用されてきました。
デンタルインプラントも多くの物はチタン性の物で出来ており、骨との結合の早さが分かっています。

チタンは、生体親和性が非常に強く、また耐食性にすぐれ、軽くて丈夫なため、デンタルインプラントとなるには最適な金属であります。
ですから体自体もチタン(インプラント)を異物だと認識することはなく、比較的違和感が少なく天然歯と同様の働きが出来るとされています。

しかしながら実際には、チタンと骨が直接結合しているわけではなく、無定型構造物のプロテオグリカンといものを通じて骨とチタン両者を結合させているのです。
この物質には、骨と金属とが結合しやすい非コラーゲン性のタンパク質が含まれていることが分かっています。

骨の回復力には個人差があり、インプラントオペを受ける前の患者の口腔内や骨の状態により変わりますが、インプラントと骨が結合するまでに、下顎で約2ヶ月程度~、上顎で3ヶ月程度かかると言われています。
年齢や、骨の量が少なければ4ヶ月以上かかる場合もあります。

初期結合時には、安定するまで刺激の少ない仮歯が使用され、完全に骨が安定してから最終段階の人工歯をセットする形になります。
このように骨の回復力などの個人差はあるものの、インプラントは体に異常が出にくく、比較的早く骨と結合する性質があります。

インプラントを受ける際には、しっかりと説明をうけ、インプラント体の素材を選びましょう。
インプラントの素材については、こちらに詳しく書いてあります。